大阪府阪南市商工会女性部所属

所属女性部名  阪南市商工会女性部 代表者氏名  川崎 陽子
事業名  「タブレットを活用した認知症予防」事業
事業の概要 タブレットを利用して脳トレーニングを実施し、実施前と実施後の認知能力の検査をもとに、脳トレーニングの効果を測定し、今後の老人介護への活用を考える。
事業開始の きっかけ 20年以上、阪南市においてパソコン教室を運営しているが、高齢者向け講座の受講希望者が非常に多く、目的が「認知症予防」という方が大半を占めている。近隣にある高齢者向けの介護サービスは、「お風呂に入れてもらえる」「食事を提供してくれる」など、重度の要介護者へのサービスが多く、要介護状態になっても前向きに老後を楽しもうとする人には物足りないものが多いように見受けられた。

タブレットやパソコンを本格的に学ぶことができる介護事業を第2創業として始めた。

事業の具体的な活動 認知度検査を実施し、自身の弱点を認識したうえで、補う効果のある脳トレーニングを行うことで認知症予防につなげる。脳トレーニングには、タブレットやパソコンを活用し、高齢になっても情報機器を使うことができるという自信にもつなげることで、生き生きと活動することを目指す。
助成金の使途 認知度検査DVDキット1セット

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事業の成果 軽度の認知症と診断されていた方が、1年前と比べて症状が改善しているとのことで、ご家族の方から感謝されている。市役所介護保険課でも、弊所の取り組みを評価してくださり、来年度からの介護保険制度の変更に伴う、介護予防事業への先進的な事例として紹介された。
今後の展望 来年度からの制度の変更に伴う、介護予防の総合事業実施機関として市から指定を受けられるよう、弊所の取り組みをアピールする。一般の方も参加できる認知症の予防の取り組みを実施していくことにより、認知症予防や認知症についての情報を発信していく。

情報機器の活用によって、コミュニケーションの幅を広げられることや、自宅に居ながらにして買い物などができることを体験してもらい、高齢者の方が新しいことにチャレンジできる環境を提供する。

商工会の担当者から一言 デイサービスを利用している高齢者の方が、国勢調査をインターネットで行ったと聞いて驚いています。 脳トレだけでなくipadのカメラを使って写真を撮って加工したり、事業所への連絡はlineで行ったりと、今までにない高齢者サービスとして注目されていると聞いています。 これからも、どんどん新しい事にチャレンジしてください。

1.わたしたち商工会女性部は、女性の特性をいかし、地域振興発展のよき協力者であるとともに、推進者となります。
1.わたしたち商工会女性部は、商工女性の使命感に徹し、組織活性化の原動力となります。
1.わたしたち商工会女性部は、社会一般の福祉の増進に努め、豊かなまちづくりの担い手となります。
商工会の機関紙である月刊「 商工会」に、各地女性部(県女性連含む)の事業(各種活動・イベント等)を取り上げていきますので、是非、皆様からの情報提供をお待ちしております。