山の神工房(福岡県 立花町商工会女性部所属)
【事業名】
【所属商工会女性部】
立花町商工会女性部(現:八女市商工会女性部)
【代表者氏名】
中島加代
【事業の概要】
・ 立花梅の高付加価値商品の開発及びブランド化
・ にんにくの栽培・加工及び商品化
【事業開始のきっかけ】
立花町商工会では、平成18年度から19年度にかけて特産品の南高梅を使った商品開発を行って、「完熟 たちばな梅」を商品化した。
その事業の製造部分を女性部が受け持ち、ノウハウを蓄積して更にグレードアップした商品を企画開発することに成功して、この製品を商品として流通に載せることとした。
【事業の具体的な活動】
「完熟南高梅」、新たに加工開発した「梅の黒糖煮」、「にんにくしょうゆ漬け」を、地元の道の駅などで贈答品として販売するほか、RKBラジオまつり、県連合会主催の〈特産品求評会/商談会〉へ出展し、商品の宣伝普及・評価を高めるよう努めた。
【助成金の使途】
原料仕入れ(20万円) 冷凍庫 (10万円)
備品 ( 5万円) 包装資材 ( 5万円)
広告宣伝費( 9万円) 水道光熱費( 2万円)
【事業の成果】
原材料生産者が保存食としていたものが商品化され、地元の道の駅で販売されるようになり、好ましい競争関係が生じている。
販売当初は月20パック程度であったが、パッケージやパンフレットの見直しにより、現在では月100パックを売り上げるようになった。
贈答品の注文も徐々に増えてきている。
【今後の展望】
消費者に「私達のこだわり商品」の詳細が伝わりやすい通販を始め、販路を開拓しながら売上を拡大していきたい。
また、原料生産者の生産意欲の喚起と生産拡大により雇用を創出し、地域の活性化に繋げたい。
【商工会の担当者から一言】
農業を基幹産業とする当町において、農商工連携事業としてのこの取組は他生産者の刺激となり、個人を問わずグループによる製品の開発や創業等のきっかけを与えている。
今後は、地域ブランドとしての確立を望みます。