山梨県 中北ブロック商工会女性部(幹事商工会:韮崎市商工会)
【事業名】
地域資源を活用した特産品の商品化事業「寒干し梅」事業
【代表者氏名】
幹事商工会女性部長 島津 英子
【事業の概要】
中北ブロック女性部事業として実施してきた「寒干し梅」事業をさらに発展させ、商品化のための自立した組織体制を整備するとともに、蓄積してきたノウハウを基に売れる商品としての「寒干し梅」づくりに取り組む。組織や商品の基本コンセプトを明確にし、パッケージデザイン等を検討、製作、製造した。
【事業開始のきっかけ】
山梨県中部・北部の6商工会女性部で構成される「中北ブロック商工会女性部」が、地域資源である「梅」を活用した特産品づくりに取り組んだ。平成22年度より3年間県連の助成事業を活用し、「寒干し梅」を試作するとともに、特産品づくりの講習会、視察研修、商品化に向けたマニュアルの作成、食品検査、テストマーケティングを行った。
【事業の具体的な活動】
≪寒干し梅の製作活動≫
・6月に「南高梅」の自主収穫後1週間かけて本漬け作業をおこなう。
・6か月間漬け込み、1月に寒風にさらすため寒干し作業を2週間行って製品化。
・製品化にしたものを食品検査してから販売する。
≪パッケージの検討製作≫
・販売容量、パッケージの大きさ、仕様、ラベルのザイン等の検討をし製作。
助成金の使途 【助成金額:30万円】
・パッケージ製作及び加工費 314,215円
・材料費 156,775円
・その他事務経費 1,864円 事業費合計472,854円
【事業の成果】
・今後の生産量を安定化させるために本年度は収穫量を増やし、安定した品質製品作りに取り組んだ。
・パッケージ及びラベル等を製作したことにより、商品価値が上がり販売価格を安定化させることができた。
【今後の展望】
女性ならではの「おふくろの味」、他にはない「おやつ梅」、安心安全な「手作り」「添加物、着色料なし」を基本とした商品づくりを継続し、県内のお土産品売り場や県外への販路開拓に取り組む。
【商工会の担当者から一言】
次年度は、梅だけではなく生産上ででたシソの加工品づくりに取り組んでいけるよう提案するとともに、今後は商工会女性部をはなれ自立した組織体制で商品化できるよう支援していきたい。