事業紹介

平成23年度実績報告

(1)商工会女性部に対する助成

① 石川県津幡町商工会女性部

② 岡山県商工会女性部連合会

 

(2)個人・グループに対する助成

福岡県広川町商工会女性部所属 庄籠 美貴子さん

 

 

 

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石川県 津幡町商工会女性部

IMG_1992 035 【事業名】

「~希望のたまご~プロジェクト」事業

【所属商工会女性部】 

津幡町商工会女性部

【代表者氏名】 

新家 弘美

 

【事業の概要】
地域振興事業の一環として、津幡町の特産品である「マコモ」の繊維入り和紙を利用して卵型の容器「希望のたまご」を制作し、容器の表面に「夢・希望・絆」等のメッセージをしたためて、地域のイベント等で展示し点灯した。
また、「希望のたまご」を地元の特産品として販売しようと、同容器を活かした商品を開発して地域の活性化や希望のあふれるまちづくりに寄与した。

 

【事業開始のきっかけ】
中心市街地の空洞化等により町から活気が失われつつある厳しい現況の中で、未来を担う子供たちに町への親近感や誇りをもってもらい、地域に住む人たちに明るい希望の光を発信出来ないかと考え、市民参加型のイベントを企画した。

 

【事業の具体的な活動】
・中心市街地活性化事業“どまんなかフェスタ”で「希望のたまご」に震災復興のメッセージをしたため点灯を行った。
・ミニサイズの希望のたまごである「めでたまご」というパッケージを制作しキャンドル等を入れ販売を行った。

 

【助成金の使途】
・デザイン広告宣伝費
・講習会開催費
・加工機械代
・材料費
・資料費
・雑費

【事業の成果】
「希望のたまご」をイベントで設置し点灯することにより、来観者に対し癒しを与えることができた。更に、「めでたまご」に津幡町を紹介したメッセージを入れ町のPRに努めた。また、定期的に女性部員が集い「希望のたまご」「めでたまご」を制作することにより連帯感が深まった。

【今後の展望】
「希望のたまご」を更に改良を行い商品化を目指すとともに、病院や福祉施設等に寄贈し“ライトテラピー”で利用者に癒しの効果を与える場所を提供していきたい。

 

【商工会の担当者から一言】

中心市街地活性化事業の“どまんなかフェスタ”において「希望のたまご」を寺院の境内に設置して点灯することにより、このイベントの中心的な役割を担うようになってきた。今後も継続して開催し、他のイベントにも参加して地域の活性化に向けて更なる取り組みを展開していくよう期待している。

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【北海道】上富良野町商工会女性部

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野ざくら舎(大分県 野津原町商工会女性部所属)

【事業名】 

「のつはる流儀でおもてなし特産品販売」事業

【代表者氏名】

小出奈津枝

【所属商工会女性部】 

野津原町商工会女性部

 

【事業の概要】

21年度の全国展開事業で開発した特産品の「自然薯おとし汁」と「石畳もち」の事業化。感性を磨く旅をテーマに開発した観光メニューの中にこれらの開発商品を取り込む他、女性部から独立した新たな組織を作って本格的に販売活動を開始する。また通信販売等の販売戦略も検討してゆく。

 

【事業開始のきっかけ】
商工会が19年度に当地を縦断する肥後街道の宿場町再発見事業に取組み、女性部は当時宿場でふるまわれた宿場料理を再興した。この中の一品が当地伝統料理の「自然薯おとし汁」である。街道再発見事業は、その後も継続し、21年度は全国展開事業が採択され女性部が主体となって特産品開発に取組んだ。そして石畳をイメージする「石畳もち」と手軽に味わえる「自然薯おとし汁」の冷凍パックを開発した。新年度から女性部から独立した組織で販売運営をおこなう。

 

【事業の具体的な活動】
石畳もちは製造原価が安く採算の取れやすい商品である。この商品の製造と販売に力を入れるため、パッケージ等のリニューアル及び大量生産に向けての製造拠点の確保を目指した。

 

【助成金の使途】 OLYMPUS DIGITAL CAMERAold

・石畳もちのパッケージ等リニューアル経費

(写真:左が前のパッケージ、右が新しいパッケージ)

・製造拠点の確保費用

 

【事業の成果】
以前とは違った、見栄えも良く、保存性も良い石畳もちが完成した。

以前は喫茶店の厨房を借りて製造していたため、いつでも自由に製造が出来なかった。今後は、販売状況等を確認しながら、いつでも製造が出来るものと期待している。

 

【今後の展望】
製造拠点の確保に伴い、他の商品開発も積極的に行うことが出来るので、アイテム数を増やしていきたい。

 

【商工会の担当者から一言】
平成21年度補助事業の特産品開発で出来あがった「石畳もち」と「自然薯のおとし汁」を“のつはる”の顔として売り出すための調理場が完成。

バイヤーからの引き合いもあり、今回完成した調理場を最大限利用しての生産体制強化が今後の課題です。

新製品の開発も含め、野津原を代表する企業に育ってくれることを期待しています。

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長崎県 長崎南商工会女性部

【事業名】 

「びわりデュース」事業

【所属商工会女性部】 

長崎南商工会女性部

【代表者氏名】

峰マス子

 

【事業の概要】

当長崎南商工会地区は、長崎県の南部に位置し温暖な気候により「茂木びわ」の産地である。露地栽培の枇杷は、全部が出荷されるわけではなく、未熟なもの、傷が付いているものなど廃棄されることが多かった。女性部は「枇杷の種」が健康増進に大変有益な効果があることを知り、これを地域の特産品として商品化するためこの事業を実施した。

 

【事業開始のきっかけ】

21年度、商工農漁連携事業を活用し、本地区の特産品である「枇杷」に関し地域農業者女性の方々と「枇杷の成分等」について講演会を開催し勉強をしていった。そこで本来、枇杷の廃棄部分である種に注目し、リデュースして活用を図り地域の特産品として商品化できないか、まず試作品等の開発とモニターの活用や専門家による商品評価を参考に事業化につなげていくことを目的とした。

 

【事業の具体的な活動】

「枇杷の種」で何ができるかを検討し、①種を粉末にする。②種の甘露煮。この二つに的を絞り勉強していくことにした。①は実際商品を手掛けている専門講師をお招きして作業工程に係る勉強会を行った。②は種の甘露煮を作って試食会をした。しかしながら健康増進に効果があるといわれている「枇杷の種」も多く摂取するとかえって健康に害することを知り、甘露煮はおいしくて食べすぎてしまい、一日の摂取量を越えてしまうので商品化としては不向きだと判断し、①の種の粉末で商品化することとなった。但し、「枇杷の種」の粉末化は、すでに商品化されてることから、既存商品と差別化するため、女性部らしくネーミング「びわ乙女」、瓶、箱など見た目を重視し高級感を出す工夫をした。

また、商工会らしく専門の講師をお招きし原価計算の勉強会も開催した。今後の事業化を見すえ、今回作製した試作品「びわ乙女」を評価してもらうアンケート調査を実施したところ、多くの返送があり今後の事業化の参考とすることができた。

 

【助成金の使途】

材料費   45,225円   委託費他  120,000円

デザイン料 80,000円   包装資材他 344,820円

消耗費   17,950円    講習会(2回)別途支払Biwari

チラシ作製  別途支払

計   607,995円

 

【事業の成果】

全国の都道府県商工会連合会の皆さま、又長崎県下商工会女性部、長崎市県、長崎市の関係者の方々に協力をお願いし、試飲の結果のアンケートを取った。このことで全国の商工会女性部等に広く周知することができた。また、長崎の大学との交流もでき、今後一緒に物産展等で販売することができることになった。

 

【今後の展望】

商工農漁連携事業をきっかけに続けた事業で、地域の農業者の方達との繋がりも大切にし、女性部が試作品として作った商品を市場に出すため、今後事業を引き継ぐ方を募集していく。(予定では、女性部有志の方々がNPO法人等を立ち上げて継続していく)

 

【商工会の担当者から一言】

ここ数年、当商工会は地域の特産品開発や販路拡大に力を入れており、県下を始め福岡県など年に数回物産展出展を開催している。そういう状況下で女性部が今回行った事業は地域特産品開発に大いに貢献できた。また、試作品を作る過程を女性部員が共有することで部員間の結束力が深まった。商品の製作という女性部はじめての試みで、手探り状態で取り組んだ事業ではあったが、農家の方々や、講師の方など周りの多くの方々に支えられ「びわ乙女」として商品化することができた。今後は、この商品「びわ乙女」の販売拡大に向け、女性部としても協力していく所存である。

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平成22年度実績報告

(1)商工会女性部に対する助成

長崎県長崎南商工会女性部

 

(2)個人・グループに対する助成

・ 野ざくら舎(大分県野津原町商工会女性部所属)

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平成21年度実績報告

(1)商工会女性部に対する助成

香川県東かがわ市商工会女性部

 

(2)個人・グループに対する助成

・ 中島加代グループ(福岡県立花町商工会女性部所属)

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香川県 東かがわ市商工会女性部

   【事業名】

「ひなまつり事業」hina hinamaturi

【所属商工会女性部】 

東かがわ市商工会女性部

【代表者氏名】 

福光 澄子

 

【事業の概要】
当会管内の引田地域では、古い町並みの民家や商店の店先や、土間、窓辺にお雛様を飾り来訪者が町を散策しながら自由に見られる「ひなまつり」のイベントが開催されている。本女性部も実行委員会に参画するなど、積極的に協力をしている。また、イベントの一環として、女性部員による手作りの雛人形の展示及び販売(10~20体程度)をしており、毎年好評を得ている。

本事業により、イベント期間中(5日間)のみの展示販売だったものを、年間を通じて展示販売できるようにした。具体的には、地元商店(NPO法人讃州井筒屋敷:地元の観光名所)に常設コーナーを設けた。

以前は雛人形のみの製作であったが、本助成金を有効活用してミニサイズの雛人形や端午の節句の兜や干支といったように商品のバリエーションを増やし、年間を通じて魅力ある商品展開にした。本雛人形は粘土を材料とした陶器によるものであり、成形から窯焼き、色入れまで、部員による100%手作りの商品である。

 

【事業開始のきっかけ】
平成15年より、地域イベントとしての引田ひなまつりが開催されており、平成17年から、女性部がイベントのバザー部門に出展協力を行うようになり、平成18年からは、陶芸家が女性部員にいたこともあり、女性部として「雛人形」づくりに取り組むようになった。当初、作品は展示目的であったが、購入希望者が多かったため、急遽、販売することとなり、その後も、製作した雛人形は毎年完売となるほどの好評を得ている。

しかし、在庫を抱える程の資金源が女性部にはなく、イベント期間のみの販売ということにより、製作は毎年10~20体程度であった。しかし、4年間の製作経験により、部員の技術も向上し、雛人形以外の製作も十分可能なレベルであり、本助成金を得て、事業化したい。

 

【事業の具体的な活動】
お雛様形づくり【素焼き・下絵付け・釉薬つけ・本焼き・上金色付け】

老人施設等へ寄贈  引田ひなまつり出店販売

 

【助成金の使途】
陶芸用材料  21万

消耗品一式   7万

備品     13万

試作PR費   9万

 

【事業の成果】
「雛人形」の製作は、完成まで4~5ヶ月程度必要であり、製作期間が長期間にわたることから、女性部の年間事業として位置づけられ、参加部員間のコミュニケーションの向上に大きな貢献をもたらした。

また、今までは、地域イベントの一環として行なっていた「雛人形づくり」が、商品バリエーションを増やすことにより、年間事業として確立できた。

 

【今後の展望】
毎年、完全手作りによる雛人形を製作しており、一つとして同一のものはなく、女性部による雛人形を楽しみに訪れる観光客も少なくない。

また、商工会としても観光事業に積極的に取り組んでおり、雛人形製作による地域

PRは大きな波及効果が見込める。

陶器による雛人形は地元では珍しく、今後は「雛人形」といえば「東かがわ」と認識されるように積極的かつ継続的に事業を行っていきたい。

 

【商工会の担当者から一言】

昔ながらのひな飾りの中にあって、オリジナリティーに富んだ手作りひな人形は、

多くの来訪者から好評を得ており、ビジネスとして十分採算も取れ女性部活動資金源となります。

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山の神工房(福岡県 立花町商工会女性部所属)

   【事業名】

農商工連携「たちばな梅のブランド化戦略」事業tachibana

【所属商工会女性部】 

立花町商工会女性部(現:八女市商工会女性部)

【代表者氏名】 

中島加代

【事業の概要】
・ 立花梅の高付加価値商品の開発及びブランド化

・ にんにくの栽培・加工及び商品化

【事業開始のきっかけ】
立花町商工会では、平成18年度から19年度にかけて特産品の南高梅を使った商品開発を行って、「完熟 たちばな梅」を商品化した。

その事業の製造部分を女性部が受け持ち、ノウハウを蓄積して更にグレードアップした商品を企画開発することに成功して、この製品を商品として流通に載せることとした。

 

【事業の具体的な活動】
「完熟南高梅」、新たに加工開発した「梅の黒糖煮」、「にんにくしょうゆ漬け」を、地元の道の駅などで贈答品として販売するほか、RKBラジオまつり、県連合会主催の〈特産品求評会/商談会〉へ出展し、商品の宣伝普及・評価を高めるよう努めた。

 

【助成金の使途】
原料仕入れ(20万円)  冷凍庫  (10万円)

備品   ( 5万円)  包装資材 ( 5万円)

広告宣伝費( 9万円)  水道光熱費( 2万円)

 

【事業の成果】
原材料生産者が保存食としていたものが商品化され、地元の道の駅で販売されるようになり、好ましい競争関係が生じている。

販売当初は月20パック程度であったが、パッケージやパンフレットの見直しにより、現在では月100パックを売り上げるようになった。

贈答品の注文も徐々に増えてきている。

 

【今後の展望】
消費者に「私達のこだわり商品」の詳細が伝わりやすい通販を始め、販路を開拓しながら売上を拡大していきたい。

また、原料生産者の生産意欲の喚起と生産拡大により雇用を創出し、地域の活性化に繋げたい。

 

【商工会の担当者から一言】

農業を基幹産業とする当町において、農商工連携事業としてのこの取組は他生産者の刺激となり、個人を問わずグループによる製品の開発や創業等のきっかけを与えている。

今後は、地域ブランドとしての確立を望みます。

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1.わたしたち商工会女性部は、女性の特性をいかし、地域振興発展のよき協力者であるとともに、推進者となります。
1.わたしたち商工会女性部は、商工女性の使命感に徹し、組織活性化の原動力となります。
1.わたしたち商工会女性部は、社会一般の福祉の増進に努め、豊かなまちづくりの担い手となります。
商工会の機関紙である月刊「 商工会」に、各地女性部(県女性連含む)の事業(各種活動・イベント等)を取り上げていきますので、是非、皆様からの情報提供をお待ちしております。